維持管理 走行型トンネル撮影システム

画像によるトンネル調査「走行型トンネル撮影システム」

概要

本システムは,複数台のデジタルビデオカメラ及び照明を用いて走行しながら構造物を撮影し,コンクリート表面の状態を画像化することにより、ひび割れ、漏水等の変状を精度良く検出することができます。この結果を用いて構造物の的確な維持管理の基礎情報とすることを目的としたシステムです。

特長
  • 点検作業時間の大幅な短縮 撮影速度;10km/h~80km/h
  • 点検作業の安全性および作業環境の向上(車線規制せずに高速で撮影することが可能です。)
  • 信頼性の高い展開図(別途、目視点検を行う場合にも、有効活用できます。)
  • 付帯構造物の状況を把握することができます

用途

  • 道路トンネル ; トラック等に機材搭載
  • 鉄道トンネル ; 軌道車またはトロッコ上に機材搭載
  • 水路トンネル ; 台車または軽トラック等に機材搭載
  • モノレール ; 点検車両に搭載
  • トンネル(道路、鉄道、水路)の変状調査
  • ダム背面の変状調査
  • 地下発電所天井アーチコンクリートの変状調査
  • 橋梁の変状調査
  • 桟橋下面の変状調査

実施例

道路トンネル(トラックに機材搭載)

鉄道トンネル(トロッコに機材搭載)

水路トンネル(台車に機材搭載)

シールドトンネル(台車に機材搭載)

地下大空洞(トラックに機材搭載)

カメラ配置例

道路トンネル

展開画像作成

ビデオカメラ

内臓ハードディスクに動画取込み

展開画像

複数台の撮影データをCrackDraw21に直接画像取込み、微調整し完成

変状展開図作成

変状展開図は「CrackDraw21」に取り込んだ展開画像から、ひび割れ、漏水等の変状をトレースすることにより作成します。