画像によるトンネル調査「走行型トンネル撮影システム」
概要
本システムはコンクリート構造物や鋼構造物等の劣化・変状の分布状況を電子化し、3D表示など劣化・変状の大きさや分布状況をわかりやすく表示するとともに、変状数量等の自動計算機能により、劣化・変状のランク付けや進行状況の確認などを簡単に行えるシステムです。 また、長期間の点検記録、詳細調査データ、補修履歴、現場写真など各種情報を一括格納できますので、設備管理・保全情報の一元化が可能です。 (NETIS登録番号 HR-030010)
特長
- 点検作業時間の大幅な短縮 撮影速度;10km/h~80km/h
- 点検作業の安全性および作業環境の向上(車線規制せずに高速で撮影することができる)
- 信頼性の高い展開図(別途、目視点検を行う場合にも、有効活用できる)
- 付帯構造物の状況把握
用途
- ■変状展開図作成者のメリット
- ・変状展開図を正確かつ効率的に電子化
- ・変状数量・座標位置を自動算出(工事数量の把握)
- ・目視による個人差が無い
- ・変状の見落としが無い
- ・短時間で展開図を作成可能
- ・画像により複数回の検証が可能
- ・目視による個人差が無い
- ■データ管理者のメリット
- ・調査履歴,補修履歴を一元管理可能
- ・状況写真,詳細調査結果,空洞調査,地質情報等を保存可能
- ・地震津波等の災害時に短時間の安全評価が可能
- ・変状の経年変化が明瞭
- ・変状状況を立体視化(3D表示)が可能
- ・変状原因の総合評価が可能
- ・構造物の効率的維持管理、延命化が可能
用途
- ■土木海洋構造物
- ・トンネル(道路、鉄道、水路、洞道)、橋梁、港湾・空港構造物、防波堤
- ■建築構造物
- ・高層建築壁面、建築内壁、煙突
- ■電力設備
- ・ダム、導放水路、地下発電所空洞、ギャラリー、バレル、水槽、送電線鉄塔
実施例
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山岳トンネル
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ボックスカルバート
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橋梁
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ダム
主な機能
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作図方法
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作図方法
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データ管理
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数量自動計算
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写真、ファイルの表示
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地層データ等の表示
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3D表示(変状)
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3D表示(画像)
その他の機能
- ■DXFへの書出し、読込みが可能(Auto CADに対応)
- ■SXFへの書出し、読込みが可能(建設CALS/EC、電子納品に対応)
- ■ブロックごとでの健全度評価(ランク、点数)の自動化(カスタマイズ)
- ■クラック密度の自動計算
- ■補修計画(費用算出)への利用 他
サービス内容
- ■「CrackDraw21」ソフトウェアの販売、リース
- ■「CrackDraw21」を使用した構造物(トンネル他)の調査業務