ポータブル貫入試験機による山岳地での地質調査

概要

ポータブル貫入試験機はJIS A1219に準じた標準貫入試験が可能な、山岳地用地盤調査機です。全体を軽くかつ最大長を短くすることにより、小型クローラでほとんどの山岳地で運搬可能であり、鉄塔調査等山岳地での地盤調査を大幅にコストダウンすることができます。

本調査機及び調査手法は、東京電力HD(株)、(株)セロリとの共同出願により、令和元年11月22日に特許を取得しました。(特許第6619235号)

特徴

  • ボーリングマシン・給水設備・作業足場仮設不要
  • 機材運搬用のモノレール敷設不要
  • 小型クローラにより35度までの傾斜地での資材運搬が可能
  • 50cm毎に標準貫入試験によるN値を取得
  • 貫入試験用サンプラーの分割写真によりほぼ連続的地質構造写真を取得
  • 全ての機材をワンボックスカーで運搬可能
  • 回転しないため滑り面等地質構造の方向がわかる

主な仕様・性能

■ 機械構成
  • 小型エンジン駆動本体 プーリーウインチ、油圧ポンプ、小型エンジン
  • ロッド引き抜き機(油圧駆動)
  • 三又(高さ約3m)
  • 標準貫入試験装置
■ 重量
  • 本体:30kg
  • ロッド引き抜き機:20kg
  • 3分割モンケン:63.5kg
  • ボーリングロッド(1m×20本):88kg
  • 単管パイプ(2m×10、1m×4):55kg
  • その他資材:43.5kg 全体重量300kg
■ 取得地質情報
  • N値(換算不要)
  • 地質サンプル(ほぼオールコア)
  • 滑り面の方向
  • 地下水位
■ 調査能力
  • 最大調査可能深度:約20m
  • 地下空洞
  • 最大N値:50以上を1m~2m確認 機械組立解体:各1時間 日調査深度:5m~10m(地質により異なる)
  • ワンボックスバンへの積み込み

  • ポータブル貫入試験状況

  • 急勾配でもラクラク運搬

  • 急傾斜地でのロッド引き抜き状況