打音調査による構造物の劣化診断「FFTアナライザーによる打音調査」

概要

 コンクリート構造物の表面をハンマ-で打撃し、これにより得られる応答音をマイクで集音することにより各打撃ポイントにおける応答音の相違を確認し、コンクリート表面の健全性(浮き・はく離)を定量的に評価します。 応答音の確認は、FFTアナライザーを使用し「音の振幅波形(減衰状況)」と「スペクトル解析による周波数の波形」により行います。

特徴

  • ■「ハンマーで打撃」できる高さ以外にも、「打撃ジグ」を使用して大規模な仮設の必要が無く、簡便に低コストで調査可能です。
  • ■打撃音を集音し、定量的に評価できます。
  • ■「変状展開図作成・管理支援システム(CrackDraw21)」にデータを反映することにより、D/B化ができます。

特徴

  • ■トンネル覆工コンクリート
  • ■擁壁
  • ■ロックボルトなど ・床面からの高さ2mまで  : ハンマーによる調査 ・床面からの高さ2m~10m: 打撃ジグによる調査

適応範囲

  • ■コンクリート表面のはく離を対象とします。
  • ■はく離箇所の形状の追求,剥離厚の推定が可能です。
  • ■調査深度は、表面から6~7cm程度のはく離状況を評価することができます。 (岩盤の落盤など大規模な崩落,深度が深い位置の空洞探査には適していません)

実施例

  • 近接部(ハンマーによる打音調査)

  • 撮影状況(桟橋下面)

調査機材例

  • FFTアナライザー

  • 撃ジグ・マイク・ハンマー

CrackDraw21による調査結果のD/B化

解析結果は「CrackDraw21」の展開図上に判定結果を表示することができます。また、取得データについてもリンク機能により表示・閲覧することができます。
  • ■集音波形

  • ■打音調査結果

  • ■集音波形